グランプレミオ アウトストリケ/GRAN PREMIO AUTO STORICHE

Report

大会レポート

左から優勝の矢部氏(ドライバー)、第2位の岡野氏(ドライバー)、
第3位の庄司君(コ・ドライバー)

12 Jun. 2016

【Day2】運転と景色を楽しみながら
競技に挑んだ2日間

白馬から蓼科へ戻る2日目も、朝からまずまずの天気となった。白馬東急ホテルをスタートした一行は、1日目にもPC競技会場となったシェーンガルテンおみを目指し、山あいのワインディングロードを快調に駆け抜ける。

2日目は半日の行程となっていたため、PC競技はシェーンガルテンおみの1会場でのみ行われた。1日目に調子の出なかったエントラントにとっては、ここでの結果が挽回できるかどうかのカギになる。セッティングは前日と同じで、5連続のPC競技が行われた。昨日と同様、みな真剣な表情で慎重にスタートラインを踏んでいく。難易度の高いレイアウトは最後までエントラントたちを苦しめたが、うまくタイミングを合わせることができたエントラントは、笑顔で会場を後にした。

シェーンガルテンおみを出ると、白樺湖と蓼科湖の景色を眺めながら、ゴールとなるリゾートホテル蓼科へ向かう。正午にはほとんどの車輌が到着し、空を覆っていた雲もなくなり、晴天の中でのゴールとなった。

午後から行われた表彰式では、みな日焼けした顔で競技ついて振り返り、お互いにアドバイスをするなど、その表情は充実感で溢れていた。順位の発表に移ると、大きなケーキが用意され、1位から3位までのエントラントがケーキカットを行うのだが、これはアウトストリケの恒例となっている。見事その栄光を勝ち取り第3位となったのは、No.27の庄司親子チーム。コ・ドライバーの実力は、年齢や経験はあまり関係ないのかもしれないと思わせる結果となった。第2位は、昨年秋のコッパデッレ アウトストリケで優勝したNo.3の岡野兄弟。今回は残念ながら2位となった。そして優勝を手にしたのは、No.2の矢部・小板チーム。前日夜に発表されたPC競技ごとの成績では、それほど名前を呼ばれることがなかったが、やはりベテランは強い。最終的には安定感のあるチームが勝つようになっているのだ。

2日間とも梅雨入りしたとは思えないほど天候に恵まれ、高原の地ならではの爽快な空気の中、メリハリの利いたコースを楽しむことができた。山々や湖の風景は美しく、最後までエントラントを飽きさせることはなかった。エントラントたちは、秋に開催されるコッパデッレ アウトストリケでまた再会することを約束し、蓼科を後にした。

(文&写真:岩本 美香)

  • 白馬を走る FORD Mustang FB

  • ルートの途中、休憩も大事

  • リゾートホテル蓼科にゴールする JAGUAR XK 120 OTS SE

  • アウトストリケ恒例のケーキカット

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